お米の話 天下の魚沼が?

お米の話 天下の魚沼が?

「東の魚沼、西の仁多」。音に聞こえたコシヒカリの名産地、魚沼は新潟県南魚沼、仁多は島根県奥出雲で、ともに山々に抱かれた山間の地に広がる米所です。

これぞコシヒカリ!と叫びたくなるそのお米は、香り、ツヤ、甘み、粘り、すべて申し分なく、まさにおかずの要らないご飯です。

そのお米の味が危機にあるとしたら、日本の一大事でしょう。
秋、夫婦で新潟の新米を毎年のように訪ねている友人によると、あの素晴らしい味わいに、年々出会い難くなっているそうです。

新潟の旅館や料理屋を巡って、新米を楽しむのが旅の目的なのに、ついに昨年は満足できるご飯を食べられなかったと言うのです。

もしそうだとすると、思い当たるのは近年の高温の影響です。
魚沼など標高の高い産地では、昼夜の大きな寒暖差が、充実したお米を作ります。他の地方ではマネが出来ません。

しかし近年、夏場の夜温が以前のように下がらず、我々の地方と同じような高温障害対策(稲刈り間近までの注水、多目の追肥など)を始めたと聞きます。あの天下の魚沼が…です。

あの素晴らしいお米の味わいが損なわれているかもしれない。私の杞憂であって欲しいと、心底から思います。

水上第2営農組合(伊藤)