お米の話 お米価格はジェットコースター

お米の話 お米価格はジェットコースター
一昨年来のお米の高騰では、価格がどう決まっているのか、多くの人が疑問に思いました。
誰かがため込んで値をつり上げてるのでは?、不要な取り引きが繰り返されているのでは?、などなど取り沙汰され、6年産米の価格は、政府備蓄米の放出もあって乱高下しました。
昨年7年産米では、需給の全体像が見えないまま品薄感だけが先行し、闇試合のような業者同士の集荷競争によって、価格は空前の高値に達します。
しかしそれは消費者の米離れを招き、販売は停滞して、今では莫大な流通在庫を積み上げました。半年後には8年産米が市場に登場しますが、その時在庫量は、かつてない水準に達することが確実です。
従ってこの秋、8年産米の生産者価格は暴落が避けられません。
良くて昨年の半値かそれ以下という安値が、生産者を襲うでしょう。その兆しは既に始まっていて、JA(農協)による現在の集荷価格は、なんと昨年秋値の三分の一にまで下がっています。まさにジェットコースターです。
流通業者は、安い新米によって価格全体を薄めることを見越して、昨年高値で仕入れた在庫の消化を図るでしょう。
その時、小売価格はもう一段低下するかもしれませんが、下げ幅は生産者価格の暴落に比べて穏やかで、本格的な値下げとは実感できないかもしれません。
買い叩かれる生産者の悲痛は大きなものになりますが、追い詰められている流通業者はそんなことにかまっていられません。暴落を食い止めようと政府筋が示した米のコスト指標なども、何の効果もないでしょう。ジェットコースターには、ブレーキなど付いていないようです。
水上第2営農組合(伊藤)

