お米の話 外見で決まる等級
外見で決まる等級
1等、2等と、お米に等級が付けられることは、よく知られています。
これは農協(JA)などが玄米を検査して付けるもので、生産者から買い取る価格を決めるためです。
「1等、2等、3等」と、等級を付けない「等外」の四種類があり、いずれの等級かを示す独特の記号印が、30㎏袋などに押されます。
この印がなければ、検査を受けていない未検査米です。
1等米の条件は、よく熟して透明感のある無傷な米粒の割合(整粒率)が7割以上、白濁したり青色だったりする未熟米が15%以下、黒ずんだりしている着色米が千分の一以下、などです。
2等米では整粒率6割以上、3等米では5割以上などとなっています。
これを資格を持つ検査員が、玄米を見て判定します。
しかし、等級はあくまでお米の外見によるもので、味の評価ではありません。
味は食べた人が判断するしかないのです。
同じ品種でも、土質や肥料の違いなどによって、お米の味は大きく変わります。
好みもありますが、同じ地域産のお米なら、上の等級の方がおいしいと言えるでしょう。
当たり前の結論ですね。
水上第2営農組合(伊藤)