お米の話 精米は悩ましい
精米は悩ましい
ツヤツヤの白いご飯、おいしいですよね。茶褐色の玄米は、粒の回りを削り取る精米過程を経て、白米になります。
削られた部分が糠(ぬか)です。
ちなみに玄米は、とても保存性が良く、低温下であれば一年以上、食味を損ないません。
玄米で保存して、食べる毎に少しずつ精米するのが、おいしい食べ方なのです。
玄米を削り取る割合を精米歩合(ぶあい)と言い、通常は9~10歩(9~10%)です。
10㎏の玄米は約9㎏の白米になります。
これを7歩、5歩(7%、5%)‥と低めたのが、歩づき米です。
お米は栄養豊富な穀物ですが、デンプン以外のビタミン類や脂質の多くは、精米によって糠になる、玄米の外側と胚芽部分(白米粒の欠けたところ)に含まれています。
健康のため、玄米や歩づき米を食べるのは、理にかなっていると言えます。
また、精米歩合を通常より高めたのが上白米ですが、私たちはあまりおすすめしません。
お米の白さは上がりますが、風味や栄養分は失われるからです。
さてさて、どの精米歩合で食べようか、悩ましいところですね。
水上第2営農組合(伊藤)