お米の話 特集・直売は何を変えたのか(3/4)

お米の価格を自分で決めるようになった

お米の話 特集・直売は何を変えたのか(3/4)

変化② お米の価格を自分で決めるようになった

直売なら当たり前だろうと言われそうですが、そう簡単ではありません。
JA(農協)に出荷する場合、お米の価格はJAが一方的に決めて、それに従うだけです。売る側には何の決定権もありません。

国の補助金(前回参照)と併せて、生産者を生かすも殺すもJA次第。従ってさえいれば何とかやっていける仕組で、もはや経営とは言えません。
長い間(今でも)生産者にはこれが当たり前で、収穫してJAに出荷して終わり。お米を作るだけであとは何もしなくていい仕組に、飼い慣らされていました。

当然ですが直売化は、お米をJAに売るのをやめること、そして自分で長期保管して、一年中、販売用の詰め替えや精米作業をし、店に並べるなどして売ることです。
やったことのない販促活動や営業もやらなければなりません。今までにない仕事が増えて、とても面倒です。

それでも、常に国の制度やJAのやり方に振り回されて、自分たちが何をしているのか分からないような状態に縁を切るため、直売化することにしたのです。

その結果です。ようやく、自分たちが作ったお米の価格を、自分たちで決められるようになったのです。
そうなって初めて経営らしいことが出来るようになりました。また、お米の小売価格の天井の高さも知りました。(このことについては、別の機会に。)(つづく)

水上第2営農組合(伊藤)