お米の話 縁故米を知っていますか?

お米の話 縁故米を知っていますか?
「縁故米」と呼ばれるお米をご存知でしょうか? その名の通り、お米を作った農家が、親戚や友人などの縁故者に売るお米のことで、全生産量の2~3割を占めるとされます。昔から最も安いお米と言われてきました。
しかし近年、この縁故米より安いお米売買が珍しくありません。それは、他ならぬ農協(JA)の買い取り米です。そんなバカな…、です。
我々の地域(千葉県東部)の、8年産コシヒカリの農協買い取り価格は、玄米30キロが6,750円。昨年比マイナス60%という、底が抜けたような安値です。一方縁故米相場は、同10,000~12,000円です。
農協価格は論外です。もはや役割放棄レベルです。それに比べて縁故米相場は冷静です。農家の実情を知る、身近な消費者である縁故者は、極端な安値など望んでいないのです。同様に農家も、極端な高値など望んでいません。昨年、農協買い取りが30キロ17,000円に達した時も、縁故米は13,000円程度でした。
ただ需給のみで価格が決まるお米の全国市場では、誰も望まない高値と安値が繰り返されています。しかし地域の縁故米市場は、極端な価格変動を回避しています。私はそこに、生産者と消費者が共有する意思と良識を感じるのですが、間違っているでしょうか?
水上第2営農組合(伊藤)

